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八尾市ヤミ金の心中事件

ヤミ金による恫喝的な取り立て、追い込みが生んだ悲惨な事件として知られるのが、2003年6月に大阪府八尾市で起きた高齢者の電車飛び込み事件です。
清掃作業員のAさん(享年61歳)その妻Bさん(同69歳)とBさんの兄Cさん(同81歳)の3人がJR関西線の踏切で飛び込み自殺(心中)したわけですが、自殺(心中)の理由はヤミ金に借金をしたことで違法な取り立てに苦しめられた末のことでした。

2003年6月14日午前0時5分頃、八尾市内のJR関西本線(大和路線)の最終電車が八尾駅ホームを出発し、安中第2踏切に差しかかった時、Aさん、Bさん、Cさんの3人が電車に飛び込んでみずからの命を断ちました。

2002年にAさんは、勤めていた会社を定年退職し、その後は夫婦でアルバイトをして生計を立てていましたが、Aさんの入院や妻であるBさんの兄のCさんも入院したりしてお金が必要になり、消費者金融で借金をして生活を維持するようになりました。しかし、消費者金融への返済ができなくなり、とうとう自己破産をすることになりました。

でも、自己破産をしたからといっても、毎日の生活にお金がかかるのは変わりません。
そして、自己破産をした人にお金を貸す金融会社はどこにもありません。

そのうちに、東京のヤミ金業者などからダイレクトメールが届くようになり、電話もかかってくるようになりました。

これは、自己破産者の名簿が闇金に売られている証しで、銀行はもちろん消費者金融やクレジット会社に相手にされなくなったAさん夫婦をヤミ金業者が食い物にするために近づいてきたわけです。

Aさん夫婦はとうとう3万円をヤミ金から借りました。闇金はすぐに1万5千円を振り込んできました。
3万円借りたのに、なぜ1万5千円しか振り込まれなかったのでしょうか?これが、利息の先払いです。

そして次々と暴力的、脅迫的な取り立てによって、夫婦は短期間に15万円もむしり取られていました。

妻であるBさんは、八尾警察署へ出向き「ヤミ金業者から1万5千円を借り、すでに10万円を払ったが、いまだに完済できない」と相談しましたが、警察は「ヤミ金融業者に支払ってはいけない。強く出るように」と言って帰したそうです。

警察は何もしてくれない。もう、誰にも頼れる人はいない…。そんな絶望感にとらわれたAさん夫婦とヤミ金からの借金の保証人となったCさんは、最後に自殺という道を選択してしまいました。

Aさん夫婦とCさんの3人を心中に追いやったのは、090金融と呼ばれるヤミ金業者です。

この凄惨な事件は、当時、マスコミでも大きく取り上げられましたが、これは闇金被害の氷山の一角に過ぎないという指摘の声がありました。そして、この事件を機に2003年7月にヤミ金対策法が成立したわけですが、闇金は当時以上にずる賢くなり、ソフト闇金や振り込め詐欺など新しい犯罪者の顔を持ち始めました。

警察に相談する前に、闇金相談専門の弁護士や司法書士とAさん夫婦が出会っていれば、こんな悲劇は防ぐことができたのでは…と残念でたまりません。

何らかの事情があってヤミ金からお金を借りたとしても、その存在が違法であり、公序良俗に反する契約は無効となりますから、元本を含めてヤミ金にはいっさい返済する必要はありません。

最近の警察は以前に比べてヤミ金に対して強く出るようになっていますが、それでもどこかに“民事不介入の原則”が残っている場合もあります。

まずは、ヤミ金専門で闇金被害に詳しい弁護士や司法書士へ無料相談するのがベストです。ここで違法な取り立てや恫喝的な取り立てを止めさせ、さらに必要があれば警察に動いてもらうよう働きかけてもらいましょう。

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